ファンダメンタル分析の実践 キッコーマン 2023年3月期

個別銘柄

はじめに

私が投資対象にしているキッコーマンに関して、2023年3月期の決算短信が発表されました。
ファンダメンタル分析を実践します。

なお、決算短信は、キッコーマンの下記サイトで参照できます。

2023年3月期 決算短信 | キッコーマン ホームページ
キッコーマングループの「2023年3月期 決算短信」について。

自己資本比率とROE

自己資本比率は、72.5%であり、高い水準だと思います。

当期利益自己資本ROE
43,733410,51310.7%
金額の単位:百万円
親会社の所有者に帰属する当期利益を入力

ROEも高い水準だと思います。

売上高

国内向けが微減しているものの、海外向けが増えています
グローバルな成長が期待できると考えています。

売上総利益と営業利益

売上総利益売上総利益率営業利益営業利益率
2022年3月期178,82935%50,68210%
2023年3月期204,42533%55,3709%
前期比+25,596-2%+4,688-1%
金額の単位:百万円

売上総利益と営業利益とも、利益率がわずかに低下しているものの、増えています

売上総利益に対する減価償却費の比率

減価償却費売上総利益に対する比率
2022年3月期20,03011%
2023年3月期22,24011%
前期比+2,2100%
金額の単位:百万円

売上総利益に対する減価償却費の比率は、低い水準で安定しています。

営業利益に対する支払利息の比率

支払利息営業利益に対する比率
2022年3月期7381%
2023年3月期9952%
前期比+257+1%
金額の単位:百万円

営業利益に対する支払利息の比率は、極めて低い水準です。

キャッシュフロー

営業CFより、本業でしっかりと稼いでると認められます。
投資CFより、しっかりと投資していると認められます。
フリーキャッシュフローも良好だと思います。

株価と1株当たり当期利益(次期予想)

株価1株当たり当期利益(次期予想)予想PER
8,030円229.24円35.0倍
株価は2023/04/28時点

PERが高い水準です。
一方、キッコーマンに関して、私は、しょうゆという確立されたブランドと、ファンダメンタル分析に基づいて、長期的な競争優位性が期待できると判断しています。
長期的な競争優位性に照らして、ある程度の正当化ができると思います。

まとめ

私は、キッコーマンに関して、長期投資の対象として、引き続き有望だと判断します。
※あくまでも、私の判断であり、必ずしも正しいとは限りません。

単元未満株取引を利用して、段階的な買付を継続したいと思います。

キッコーマンに関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。

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