はじめに
私が投資対象にしている伊藤忠商事に関して、2023年3月期の決算短信に基づいて、ファンダメンタル分析を実践します。
なお、決算短信は、伊藤忠商事の下記サイトで参照できます。

決算公表資料(短信等)|伊藤忠商事株式会社
伊藤忠商事株式会社の「決算公表資料(短信等)」についてご紹介いたします。伊藤忠商事は繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において幅広いビジネスをグローバルに展開する大手総合商社です。
自己資本比率とROE
自己資本比率は36.8%であり、問題のない水準だと思います。
当期利益 | 自己資本 | ROE |
---|---|---|
800,519 | 4,819,511 | 16.6% |
当社株主に帰属する当期利益を入力
ROEは、それなりに高い水準だと思います。
売上高
各セグメントで、売上高が増えています。
売上総利益と営業利益
売上総利益 | 売上総利益率 | 営業利益 | 営業利益率 | |
---|---|---|---|---|
2022年3月期 | 1,937,165 | 15.8% | 582,522 | 4.7% |
2023年3月期 | 2,129,903 | 15.3% | 701,913 | 5.0% |
前期比 | +192,738 | -0.5% | +119,391 | +0.3% |
売上総利益、営業利益とも増えています。
売上総利益率、営業利益率とも安定しています。
売上総利益に対する減価償却費の比率
減価償却費 | 売上総利益に対する比率 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 404,184 | 20.9% |
2023年3月期 | 409,962 | 19.2% |
前期比 | +5,778 | -1.6% |
売上総利益に対する減価償却費の比率は、一定の範囲内に抑制できていると思います。
営業利益に対する支払利息の比率
支払利息 | 営業利益に対する比率 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 28,976 | 5.0% |
2023年3月期 | 66,865 | 9.5% |
前期比 | +37,889 | +4.6% |
営業利益に対する支払利息の比率に関して、前期比で増えているものの、10%以内に抑制できています。
キャッシュフロー
営業活動CFより、本業でしっかりと稼いでいると認められます。
投資活動CFより、2023年3月期に関して、しっかりと投資していると認められます。
フリーCFに関して、前期比で減少していますが、投資を増やした結果であり、また、プラスを維持しており、良好だと思います。
株価と1株当たり当期利益(次期予想)
株価 | 1株当たり当期利益(次期予想) | 予想PER |
---|---|---|
4,723円 | 535.99円 | 8.8倍 |
株価に関して、成長性に照らして、割高でない水準だと思います。
まとめ
私は、伊藤忠商事に関して、長期投資の対象として、引き続き有望だと判断します。
※あくまでも、私の判断であり、必ずしも正しいとは限りません。
単元未満株取引を利用して、段階的な買付を継続したいと思います。
伊藤忠商事に関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。
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