はじめに
私が投資対象にしている日本特殊陶業に関して、2023年3月期の決算短信が発表されました。
ファンダメンタル分析を実践します。
なお、決算短信は、日本特殊陶業の下記サイトで参照できます。

決算短信 - IRライブラリ | 日本特殊陶業
日本特殊陶業の「決算短信」についてご紹介します。日本特殊陶業は、経営方針、決算情報、株式情報などのIR情報を公開しています。
自己資本比率とROE
自己資本比率は、62.4%であり、高い水準だと思います。
当期利益 | 自己資本 | ROE |
---|---|---|
66,293 | 563,675 | 11.8% |
親会社の所有者に帰属する当期利益を入力
ROEも高い水準だと思います。
売上高
メインの自動車関連の売上高が増えています。
セラミックも増えています。
売上総利益と営業利益
売上総利益 | 売上総利益率 | 営業利益 | 営業利益率 | |
---|---|---|---|---|
2022年3月期 | 156,168 | 32% | 75,512 | 15% |
2023年3月期 | 197,816 | 35% | 89,219 | 16% |
前期比 | +41,648 | +3% | +13,707 | +1% |
売上総利益、営業利益とも増えています。
売上総利益率は、30%以上の高い水準です。
営業利益率も、それなりに高い水準だと思います。
売上総利益に対する減価償却費の比率
減価償却費 | 売上総利益に対する比率 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 37,940 | 24% |
2023年3月期 | 39,194 | 20% |
前期比 | +1,254 | -4% |
売上総利益に対する減価償却費の比率は、一定の範囲内に抑制できていると思います。
営業利益に対する支払利息の比率
支払利息 | 営業利益に対する比率 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 843 | 1% |
2023年3月期 | 1,417 | 2% |
前期比 | +574 | +1% |
営業利益に対する支払利息の比率は、極めて低い水準です。
キャッシュフロー
営業活動CFより、本業でしっかりと稼いでいると認められます。
投資活動CFより、2023年3月期に関して、しっかりと投資していると認められます。
フリーCFに関して、投資が増えたため、前期比で減少していますが、プラスを維持しており、良好だと思います。
株価と1株当たり当期利益(次期予想)
株価 | 1株当たり当期利益(次期予想) | 予想PER |
---|---|---|
2,834円 | 332.04円 | 8.5倍 |
株価に関して、成長性に照らして、割高でない水準だと思います。
まとめ
私は、日本特殊陶業に関して、長期投資の対象として、引き続き有望だと判断します。
単元未満株取引を利用して、段階的な買付を継続したいと思います。
日本特殊陶業に関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。
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