はじめに
私が投資対象にしている酉島製作所に関して、2023年3月期の決算短信に基づいて、ファンダメンタル分析を実践します。
なお、決算短信は、酉島製作所の下記サイトで参照できます。
決算短信 | 株式会社 酉島製作所 トリシマポンプ
2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2022年度(2023年3月期):142期
自己資本比率とROE
自己資本比率は、50.1%であり、それなりに高い水準だと思います。
当期利益 | 自己資本 | ROE |
---|---|---|
4,404 | 45,107 | 9.8% |
親会社株主に帰属する当期利益を入力
ROEも、それなりに高い水準だと思います。
売上高
日本向けが減っているものの、海外向けが増えており、グローバルな成長が期待できると考えています。
売上総利益と営業利益
売上総利益 | 売上総利益率 | 営業利益 | 営業利益率 | |
---|---|---|---|---|
2022年3月期 | 15,092 | 28.9% | 4,445 | 8.5% |
2023年3月期 | 18,325 | 28.3% | 5,927 | 9.2% |
前期比 | +3,233 | -0.5% | +1,482 | +0.7% |
売上総利益、営業利益とも増えています。
利益率も安定しています。
売上総利益に対する減価償却費の比率
減価償却費 | 売上総利益に対する比率 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 1,696 | 11.2% |
2023年3月期 | 2,286 | 12.5% |
前期比 | +590 | 1.2% |
売上総利益に対する減価償却費の比率は、低い水準で安定しています。
営業利益に対する支払利息の比率
支払利息 | 営業利益に対する比率 | |
---|---|---|
2022年3月期 | 106 | 2.4% |
2023年3月期 | 106 | 1.8% |
前期比 | 0 | -0.6% |
営業利益に対する支払利息の比率は、極めて低い水準です。
キャッシュフロー
営業CFに関して、減少しているものの、プラスを維持しています。
フリーCFに関して、マイナスであるものの、前期比で改善しています。
株価と1株当たり当期利益(次期予想)
株価 | 1株当たり当期利益(次期予想) | 予想PER |
---|---|---|
1,667円 | 173.89円 | 9.6倍 |
株価に関して、成長性に照らして、割高でない水準だと思います。
まとめ
私は、酉島製作所に関して、長期投資の対象として、引き続き有望だと判断します。
※あくまでも、私の判断であり、必ずしも正しいとは限りません。
単元未満株取引を利用して、段階的な買付を継続したいと思います。
酉島製作所に関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。
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