はじめに
私の保有銘柄である日本特殊陶業に関して、非内燃で利益成長を持続できるか、検討します。
日本特殊陶業は、メインとする自動車関連(主に内燃機関)に関して、目先の業績が好調です。
一方、長期的には、電気自動車への移行に伴い、内燃機関をメインとした利益成長が厳しくなると予想されます。
2030年3月期に目標とする売上収益ポートフォリオ
日本特殊陶業は、2030年3月期に、以下のような売上高(売上収益)ポートフォリオとする業績目標を掲げています。
業績目標は、日本特殊陶業の下記サイトで参照できます。
中期経営計画 - 経営方針 | 日本特殊陶業
日本特殊陶業の「中期経営計画」についてご紹介します。日本特殊陶業は、経営方針、決算情報、株式情報などのIR情報を公開しています。
セグメント別売上収益と営業利益の推移
セグメント別売上収益の推移は、以下の通りです。
なお、2025年3月期の会社予想は、2025年3月期第2四半期の決算短信を参照しています。
自動車関連の伸びが大きいです。
一方、セラミックに関して、2024年3月期に前年比で減少したものの、着実に伸びており、一定の存在感を発揮していると思います。
また、新規事業に関して、少しずつ伸びています。
セグメント別営業利益の推移は、以下の通りです。
セラミックに関して、2021年3月期と2024年3月期が営業赤字となりました。
新規事業に関して、営業赤字が続いています。
売上収益ポートフォリオ(2024年3月期実績と2025年3月期予想)
2024年3月期(実績)と2025年3月期(会社予想)の売上収益ポートフォリオは、以下の通りです。
現状、自動車関連の比率が高いです。
全体の営業利益率の推移
全体の営業利益率の推移は、以下の通りです。
新規事業などで営業赤字になりつつ、全体としては、高いパフォーマンスを発揮していると思います。
まとめ
自動車関連で利益を稼ぎつつ、非内燃への投資も着実にできていると思います。
非内燃への投資が成果を発揮して、利益を稼げるようになるか、今後の推移をチェックしていきたいです。
日本特殊陶業に関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。
銘柄選択の実践 日本特殊陶業
個別銘柄の選択に関して、私が投資対象としている日本特殊陶業で実践例を紹介します。
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