はじめに
2025年11月、私は、保有していた信越化学工業の株式を売却しました。
売却の判断に関して、説明します。
※あくまでも、私の判断事例であり、売却を推奨するものではありません。
塩化ビニルの市況悪化
塩化ビニルの市況悪化がパフォーマンス低下につながっているようです。

信越化学12%減益 4~9月最終、中国の塩ビ市況悪化波及 - 日本経済新聞
信越化学工業が24日発表した2025年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%減の2578億円だった。主力の塩化ビニール樹脂は中国の過剰生産の影響で世界的に価格が低迷し、利益を押し下げた。主要市場の米国での価格引き上げ交渉の行方が焦...
成長ストーリーの不確実性
塩化ビニルに関して、信越化学工業は、米国内で、原材料を調達し、製品を生産し、販売することで、競争優位性を発揮してきたと思います。
米国における住宅市場の成長を享受してきたと思います。
私は、米国における住宅市場の成長性に関して、不確実性が高まっていると考えています。
移民排除による労働力不足のため、住宅の供給が制約され、成長性を損ねる懸念があります。
一方、信越化学工業にとって、米国で生産した塩化ビニルを米国外で販売することは、価格競争上、不利になると思います。
成長ストーリー復活の可能性
私は、信越化学工業に関して、逆境下でも成長投資の余地があると考えています。

信越化学工業 市況の波を超えて利益成長を持続できるか
私の保有銘柄である信越化学工業に関して、2025年3月期の決算に基づいて、市況の波を超えて利益成長できるか、考察します。
今後、事業再編や成長投資により、新たな成長ストーリーを実現できるかもしれません。
まとめ
米国の状況を踏まえて、成長ストーリーの不確実性が高まっていると判断し、株式を売却しました。
一方、成長ストーリー復活の可能性もあると考えており、再度、投資の対象にすることもあり得ます。


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