はじめに
私の保有銘柄である伊藤忠商事に関して、2024年3月期第3四半期の決算短信に基づいて、利益成長の持続性をチェックします。
決算短信は、伊藤忠商事の下記サイトで参照できます。
決算公表資料(短信等)|伊藤忠商事株式会社
伊藤忠商事株式会社の「決算公表資料(短信等)」についてご紹介いたします。伊藤忠商事は繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において幅広いビジネスをグローバルに展開する大手総合商社です。
売上高と利益
第3四半期の売上高と利益は、以下の通りです。
前年同期比で、売上高と利益が減少しています。
営業利益に関して、利益率に換算すると、以下の通りです。
2023年3月期第3四半期 | 2024年3月期第3四半期 | |
---|---|---|
営業利益率 | 5% | 5% |
前年同期と同程度のパフォーマンスを維持しています。
セグメント別売上高
セグメント別売上高と比率は、以下の通りです。
エネルギー・化学品、金属が落ち込んでいます。
決算短信によると、市況価格下落の影響を受けたとのことです。
一方、食料、住生活、第8(ファミリーマートなど)が伸びています。
食料、住生活、第8(ファミリーマートなど)で約半分の比率を占めており、情報・金融などと合わせて、今後の成長に寄与するのではないか、と期待しています。
当社株主に帰属する当期純利益の進捗状況
決算短信では、当社株主に帰属する当期純利益800,000百万円を予想しています。
前年に対して、-0.1%減少する前提です。
進捗率は、以下の通りです。
前年同期と照らすと、進捗率が芳しくないかもしれません。
ただし、第3四半期の時点で、4分の3に当たる75%を超えており、予想到達の見込みがあるかもしれません。
利益成長の持続性に関する判断
全体の売上高が落ち込んでいるものの、非資源分野が伸びており、長期的な成長性が期待できると判断しています。
まとめ
利益成長の持続性に期待して、バイ・アンド・ホールドを継続しようと思います。
伊藤忠商事に関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。
銘柄選択の実践 伊藤忠商事
個別銘柄の選択に関して、私が投資対象としている伊藤忠商事で実践例を紹介します。
コメント