はじめに
個別株投資で、個人投資家が財務諸表を読む意味に関して、私の見解を紹介します。
自分なりの根拠を持つ
個人投資家にとって、財務諸表を読む意味は、自分なりの根拠を持つことだと思います。
有望そうな企業を見つけたとき、財務諸表を読み、自分なりに数値上の裏付けを行うことが大切だと思います。
財務諸表を定期的にチェックし、数値上の裏付けを行った根拠が持続しているか、判断することが必要だと思います。
利益成長の持続性を見極める
株主にとって、自己資本利益率(ROE)が最も重要な指標だと思います。
資本に対して、株主に帰属する純利益をどれだけ効率よく稼いでいるか、評価する指標だからです。
一方、現在のROEの水準が高いとして、それが持続性のあるものか、見極めることは、長期投資を通じて、その企業の利益成長を享受する上で、重要だと思います。
例えば、売上総利益率が高い水準で安定している企業は、売上原価の安定性を実現している、または、売上原価を適切に販売価格へ反映できている可能性があります。
長期的な利益成長を享受する
私は、利益成長の持続性が期待できる企業の株式をバイ・アンド・ホールドして、長期的な利益成長を享受する方針です。
まとめ
私にとって、財務諸表を読んで、他の投資家が気づいていない材料を見つけたり、実際の業績が業績予想コンセンサスが上回るか、下回るか予想することは、難しいです。
一方、財務諸表を読んで、自分なりの根拠を持ってバイ・アンド・ホールドすることにより、その企業の長期的な利益成長を享受できると考えています。
下記の投稿にて、財務諸表の分析で活用している書籍を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。

財務諸表の分析に活用している書籍紹介「バフェットの財務諸表を読む力」
株式投資において、私が財務諸表の分析に活用している、メアリー・バフェット、デビッド・クラーク著「バフェットの財務諸表を読む力」を紹介します。
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