利益成長の持続性チェック サカタのタネ 2025年5月期第1四半期

個別銘柄

はじめに

私の保有銘柄であるサカタのタネに関して、2025年5月期第1四半期の決算短信に基づいて、利益成長の持続性をチェックします。

決算短信は、サカタのタネの下記サイトで参照できます。

決算短信 | IR資料室 | サカタのタネ コーポレート ウェブサイト
サカタのタネの投資家情報です。サカタのタネの最新の決算短信および過去の決算短信をご紹介します。サカタのタネは世界の動向や市場環境の変化に柔軟に対応し、企業価値の最大化に努めます。

売上高と利益

第1四半期の売上高と利益は、以下の通りです。

売上高、売上総利益、営業利益は、前年比で増加しています。
利益率に換算すると、以下の通りです。

2024年5月期第1四半期2025年5月期第1四半期
売上総利益率62%66%
売上総利益に対する販売費及び一般管理費の比率80.2%80.4%
営業利益率12.2%13.0%

売上総利益率が改善しています。
売上総利益率の改善と、売上総利益に対する販売費及び一般管理費の比率がほぼ横ばいとなったことに伴い、営業利益率が改善しています。

一方、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、減少しています。
円高による為替差損益の悪化と、ブラジルでの洪水被害による損失が要因とのことです。

セグメント別売上高

セグメント別売上高は、以下の通りです。

国内棚売事業がやや増加しています。
海外棚卸事業が大きく増加しています。

通期の業績予想

通期の業績予想は、以下の通りです。

売上高と営業利益が増加する予想です。

一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、減少する予想です。
前年、12,334百万円の遊休資産を売却することに伴う特別利益が発生したことの反動だと思います。

売上高の進捗状況

通期の業績予想に対して、売上高の進捗状況は、以下の通りです。

前年同期の実績に照らして、進捗状況が良好だと思います。

まとめ

売上高の増加に加えて、売上総利益率と営業利益率に照らして、本業の稼ぐ力は健在だと思います。

サカタのタネに関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。

銘柄選択の実践 サカタのタネ
個別銘柄の選択に関して、私が投資対象としている「サカタのタネ」で実践例を紹介します。

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