はじめに
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」(原著第8版)を紹介するとともに、本書の内容に絡んで、私の投資方針を説明します。
本書の概要
長期的にインデックス投資を継続することの優位性を、個人投資家がプロの機関投資家に勝つことが難しいとともに、プロがひしめき合う市場の現状では、プロも市場に勝つことが難しいことなどを示しながら、説明しています。
「稲妻が輝く瞬間」を逃した場合のリターン減少を、米国S&P500のデータで説明しています。
また、長期的な運用目的に基づき、適切な投資方針を貫くことの重要性を説明しています。
インデックス投資を継続することの意味
私の証券全体のポートフォリオは、以下の通りです。
国際分散インデックス投資をコアにし、インデックス・ファンドを定期的に買い付ける手法を継続しています。
2018年から開始した確定拠出年金では、日本を除く先進国株式、日本株式、新興国株式、日本を除く先進国リートへの分散投資を継続した結果、コロナショックでは元本割れとなりましたが、それ以降、評価損益プラスが継続しています。
現在、米国の景気後退が懸念されており、また、世界経済の成長鈍化も見られ、見通しは必ずしも明るくないと思います。
ただ、下落相場も含めて、インデックス・ファンドへの投資を継続することで、長期的には資産を増やすことができると判断しています。
個別銘柄への投資
本書では、インデックス・ファンドへの投資により、個別銘柄リスク、株式グループリスクを回避できると説明しています。
また、機関投資家にしろ、個人投資家にしろ、個別銘柄で他の参加者に勝つことが難しいと主張しています。
一方、私は、現在、10銘柄の個別銘柄をポートフォリオに組み入れており、個別銘柄リスクを負っています。
私も、株価、業績、経済全体の動きなどを先読みし、他の参加者に先んじて利益を確保することは難しいと考えています。
ただし、他の参加者も優良企業と評価しており、かつ、過度な成長期待が株価に織り込まれていない個別銘柄をバイ・アンド・ホールドすることは、安定したインカムゲインを得るとともに、将来のキャピタルゲインが期待できると考えています。
なお、私は、個別銘柄に関して、単元未満株取引を利用して、分散投資を行っています。
長期的な運用基本方針の必要性
本書では、長期的な運用基本方針の必要性を説明しています。
私自身、本書などを参考して、長期的な運用目的に基づいて、適切な投資方針を貫くことを目指したいです。
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