はじめに
マニーを投資対象へ追加することにし、2026年11月、新規買付を行いました。
追加を検討した契機は、メディアの情報で、グローバルニッチトップの企業として興味を持ったためです。
この記事では、投資対象へ追加することにした理由を説明します。
個別株ポートフォリオへ組み入れる意味
下記の記事にて、個別株ポートフォリオ分析結果を紹介しています。

分析の結果、成長テーマの分散が高評価だった一方、ディフェンシブ性の改善が課題として挙がりました。
成長テーマの分散を維持しながら、ディフェンシブ性を改善したいと考えました。
その観点から、景気変動の影響を相対的に受けにくく、長期的な成長性も期待できる医療・ヘルスケアに着目しました。
長期的な成長性とポートフォリオの役割に関して、ChatGPTを活用して分析したところ、「ディフェンシブ性を持つ海外成長株」として組み入れる意味があると判断しました。
高い売上総利益率と営業利益率に裏付けられる競争優位性
2016年8月期から2026年8月期の売上総利益率と営業利益率の推移は、以下の通りです。
売上総利益率が概ね60%前後の高い水準で推移しています。
営業利益率が概ね30%前後の高い水準で推移しています。
研究開発へ投資していても、高い営業利益率を維持している点に、ビジネスモデルの強みがあるのではないか、と考察しました。
高い売上総利益率と営業利益率を実現しているビジネスモデル
マニーのIRサイトでは、「マニーの強み」として以下の点が挙げられています。
・医療機器以外は扱わない
・世界一の品質以外は目指さない
・製品寿命の短い製品は扱わない
・ニッチ市場以外に参入しない

高い品質の製品とニッチ市場への集中により、価格だけの競争になりにくく、製品の付加価値を価格へ反映しやすいと思います。
そのため、高い売上総利益率を実現していると考察します。
「製品寿命の短い製品は扱わない」は、高い営業利益率につながっているのではないかと考察します。
一度開発した製品が長期間販売されることで、研究開発費を長期間にわたり収益化しやすいと思います。
マニーの製品は、その特長上、手術・治療のたびに需要が発生する消耗品です。
長い製品寿命(一度開発した製品が長期間販売)と繰り返し需要が発生する消耗品の組み合わせで、研究開発への投資、高い製品競争力、高い利益率の好循環を実現しているのではないかと考察します。
外国企業との比較を通じたグローバルな競争優位性
ChatGPTを活用して、複数の外国企業と比較分析しました。
代表例としてAlcon(眼科の世界大手)を挙げます。
2025年の売上総利益率と営業利益率の比較は、以下の通りです。
| マニー | Alcon | |
|---|---|---|
| 売上総利益率 | 64.5% | 55.7% |
| 営業利益率 | 27.3% | 13.2% |
世界大手と比較しても、高い収益性を実現していると思います。
規模や販売網では世界大手に及ばないが、ニッチ市場における製品競争力と収益性では、世界的にも高い水準と考察します。
今後の成長とリスク
中期経営計画2029では、売上高、営業利益(率)、ROEなどで、高い水準の目標を掲げています。

中期経営計画2029では、新製品の育成、グローバルな売上拡大など、目標を達成するための戦略が描かれています。
一方、リスクとして以下の点が挙げられています。
・自国産優遇政策(中国、インド、インドネシア等)
・新興国プレイヤーによるコスト競争の激化
・グローバルメジャーの囲い込み
・規格、規制の強化
新興国プレイヤーの台頭による製品競争力の低下は、長期的な成長性に賭ける上で、重要なリスクだと思います。
世界大手と比較して、販売網が弱い点は、新しい地域での売上拡大のネックになるリスクがあると考察します。
医療器具という製品の特性上、規格、規制のリスクもあります。
まとめ
ニッチ市場において、グローバルな競争優位性を持つと判断します。
新製品や海外展開による今後の成長にも期待できると思います。
競争環境・販売力・規制などのリスクを踏まえて、成長の持続性を継続確認しながら、ポートフォリオ上の比率を適切に管理する方針です。


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