株で勝ちたくなる書籍紹介「ピーター・リンチの株で勝つ」

書籍紹介

はじめに

「ピーター・リンチの株で勝つ」を紹介するとともに、本書の内容に絡んで、私の見解と実践例を紹介します。

本書の概要

自分の仕事、得意分野、近所などから、有望株の手がかりを見つけることができると主張しています。
手がかりをつかんだとき、いきなり投資するのでなく、調査することの必要性を説いています。

テンバガー(10倍株)狙いの急成長株だけでなく、優良株、低成長株、市況関連株、業績回復株、資産株への投資にも役立つ内容だと思います。

自らの成功に関して、必ずしも、成長株に特化したことにあるわけではない旨、述べています。
彼は、自らのファンドの30~40%を超えて成長株に投資したことはないとのことです。

自分の仕事から見た有望株

私は、IT業界でシステムエンジニア(SE)の仕事をしています。
自分の仕事から見た有望株は、マイクロソフトです。

Windowsに関して、OSとしての優位性を目の当たりにしてきました。
Officeは、業務において代替困難な地位を占めていると思います。
特に、Excelは、ドキュメント作成でも、データ作成や検証でも、重要な役割を果たしています。

一時期、マイクロソフトを個別に保有していました。
しかし、超人気会社であり、また、私が積立投資しているインデックス・ファンドでも、大きな比率を占めているため、現在、個別投資の対象から外しています。

日本企業から有望株を探す

私が手がかりをつかみやすいと感じているのは、日本企業です。

特定の分野で独自の強みを有する企業にしろ、業界を代表する有名企業にしろ、企業活動に関わる情報を入手しやすく、かつ、理解しやすいです。

ストーリーを組み立てる

私自身、調査を行い、ストーリーを組み立てる必要性を実感しています。
個別銘柄投資を始めたころ、日経新聞の記事で有望そうに思えた企業へいきなり投資して、失敗したことがあります。
調査やストーリー組み立てが不十分だと、例えば、買付金額よりも下落したとき、ホールドするか、損切りするか、根拠のある判断ができないです。

まずは、その企業の事業に関して、基本的な内容を理解することが大切だと思います。
私は、メディアの情報や、その企業が発信している情報などを参考にしています。

組み立てるストーリーに関して、複雑な内容である必要はないと思います。
むしろ、簡単に説明できる内容であることが大切だと思います。

ストーリーをチェックする

ストーリーをチェックする上で、有価証券報告書や決算短信に記載されている財務諸表の数値を分析することが必要だと思います。
分析する上で、高度な専門知識は不要だと思います。
私自身、会計などの専門家ではありません。

Excelにて、例えば、過去数年間の売上高と利益を入力すれば、売上高と利益が増えているのか、チェックできます。
売上高と利益に加えて、計算式を入力すれば、利益率を求めることができます。

自分が組み立てたストーリーと突き合わせながら、財務諸表の数値を分析することが大切だと思います。

チェックするタイミングは、投資対象とするかの判断時に加えて、四半期ごとの決算発表です。
また、日経新聞電子版のフォロー機能で、保有銘柄はもちろん、興味のある銘柄に関わる情報を入手しています。

下記の投稿にて、INPEXに関して、決算短信に基づいて、チェックを行っていますので、よろしければ参照して下さい。

利益成長の持続性チェック INPEX 2023年12月期
私の保有銘柄であるINPEXに関して、2023年12月期の決算短信に基づいて、利益成長の持続性をチェックします。

株価が適正な水準か

本書では、株価が適正な水準か、判断する指標として、PERが紹介されています。
私自身、PERを重視しています。

本書では、PERが異常に高い銘柄への投資を戒める一方、PERの低い割安株だけを買うことに疑問を呈しています。

本書では、下記の例にて、10年後の株価を計算しています。

株価1株当たり利益PER年成長率
A社20ドル1ドル20倍20%
B社10ドル1ドル10倍10%

本書の内容に基づいて、10年後の株価をシミュレーションします。

A社の方が、PER20倍が続く場合はもちろん、15倍に下げたとしても、大きなリターンが得られる計算です。

高い成長期待に見合う利益成長が持続するのならば、現在のPERが高くとも、将来、大きなリターンが得られると思います。

問題は、将来の利益成長を正確に予測することが困難であることです。
私は、過去の年平均成長率を参考にしていますが、将来を保証するものではなく、また、切り取る期間によってブレがあると感じています。

私は、PERに加えて、PBRも活用することにしました。
現在の自己資本とROEから、10年後の自己資本をシミュレーションし、現在のPBRと比較します。

自己資本とROEに基づく成長シミュレーションは、上記のINPEXの投稿に加えて、下記の投稿にて、信越化学工業のものを記載しています。

信越化学工業の株価が適正な水準か(2024年2月9日時点)
私の保有銘柄である信越化学工業に関して、株価が適正な水準か、検討します。

インデックス投資で勝つ

私の証券全体でのポートフォリオは、以下の通りです。

サテライトで個別銘柄を組み入れつつ、インデックス・ファンドをコアにしたポートフォリオを組んでいます。

私は、インデックス投資こそが、株で勝つために、簡単、かつ、着実な手法だと考えています。
経済全体の長期的な成長を享受するという、簡単、かつ、着実なストーリーが期待できます。

インデックス投資を継続し、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせることができれば、分散されたリスクで、それなりのリターンが得られると思います。
下記の投稿にて、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせたくなる書籍を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。

稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせたくなる書籍紹介 「敗者のゲーム」
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」(原著第8版)を紹介するとともに、本書の内容に絡んで、私の投資方針を説明します。

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