はじめに
私の保有銘柄のうち、評価損益がマイナスになっているサカタのタネに関して、ホールドするか、損切りするかの判断を説明します。
評価損益の現状
2024/01/05時点で、サカタのタネの評価損益は、以下の通りです。
取得単価 | 現在の株価 | 評価損益率 |
---|---|---|
4,350円 | 3,910円 | -10.1% |
直近の業績
直近の業績は、以下の通りです。
前年同期比で、売上高および売上総利益が増加していますが、営業利益が減少しています。
それに伴い、四半期純利益も減少しています。
利益率に換算すると、以下の通りです。
2023年5月期第1四半期 | 2024年5月期第1四半期 | |
---|---|---|
営業利益率 | 14% | 12% |
純利益率 | 12% | 10% |
年単位での売上高増減率は、以下の通りです。
2021年5月期 | 2022年5月期 | 2023年5月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 69,218百万円 | 73,049百万円 | 77,263百万円 |
売上高増減率 | 12% | 6% | 6% |
直近の株価指標
2024/01/05時点の株価指標は、以下の通りです。
株価 | 1株当たり当期純利益(次期予想) | 予想PER |
---|---|---|
3,910円 | 180.38円 | 21.7倍 |
利益成長シミュレーション
直近の業績を参考にして、以下の想定で、今後の利益成長をシミュレーションします。
想定する数値 | |
---|---|
売上高増減率 | 6% |
営業利益率 | 12% |
親会社株主に帰属する当期純利益率 | 10% |
営業利益は2026年5月期に、当期純利益は2027年5月期に、それぞれ2023年5月期の実績を上回る計算です。
株価シミュレーション
下記の計算式で、1株当たり当期純利益を計算します。
利益成長シミュレーションの当期純利益÷発行済株式数(自己株式を除く)
発行済株式数(自己株式を除く)は、下記の情報を使用しています。
発行済株式数(普通株式) | 2023年5月期 |
---|---|
期末発行済株式数(自己株式を含む) | 47,410,750株 |
期末自己株式数 | 3,061,185株 |
期末発行済株式数(自己株式を除く) | 44.350百万株 |
PERが20倍の想定で、今後の株価をシミュレーションします。
取得単価4,350円に対して、2027年5月期には、評価損益がプラスに転じる計算です。
※あくまでも、想定に基づくシミュレーションであり、将来を保証するものではありません。
NISAでの保有比率
NISAでの保有比率は、以下の通りです。
サカタのタネの保有比率は、2023/12/29時点で4.3%です。
まとめ
現時点では、利益成長の持続性と、他の保有銘柄との分散効果に期待して、サカタのタネをホールドしようと思います。
サカタのタネに関して、下記の投稿にて、銘柄選択の実践例を紹介していますので、よろしければ参照して下さい。
銘柄選択の実践 サカタのタネ
個別銘柄の選択に関して、私が投資対象としている「サカタのタネ」で実践例を紹介します。
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