はじめに
新NISA成長投資枠にて、私が保有している米ドル建て投資適格社債ETFに関して、説明します。
米ドル建て投資適格社債ETF
米ドル建て投資適格社債ETFに関して、私が知っている主な商品は、以下の通りです。
いずれも、ブラックロックの商品です。
銘柄コード | 名称 | ファンド籍 | 経費率 | 分配頻度 | NISA |
---|---|---|---|---|---|
LQD | iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF | 米国 | 0.14% | 毎月 | 対象外 |
2257 | iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF | 日本 | 信託報酬0.090%程度+その他の費用・手数料 | 年4回 | 対象 |
1496 | iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり) | 日本 | 信託報酬(税込)0.308%程度+その他の費用・手数料 | 年4回 | 対象 |
私は、NISA対象であり、また、為替ヘッジがないため、銘柄コード2257を投資対象にしています。
為替ヘッジに関して、短期投資であれば、それなりのメリットがあると思います。
例えば、3カ月後に売却する予定の場合、為替予約を行うことで、短期的な為替変動に影響されることなく、円換算後で一定のリターンが確保できると思います。
一方、長期投資の場合、為替ヘッジに伴うコストが積み重なると思います。
また、円安が進んだ場合、リターンを損ねると思います。
銘柄コード2257に関して、ブラックロックの下記サイトで説明が記載されています。
NISAでの保有比率
NISAのポートフォリオは、以下の通りです。
米ドル建て投資適格社債ETFの保有比率は、2024年3月1日の時点で0.8%です。
米ドル建て投資適格社債の魅力-米国債と比較して
社債の利回りには、米国債のベース金利に、信用度に応じたスプレッド(上乗せ金利)が加算されます。
米国債と比較して、高い利回りが期待できます。
なお、私は、米国債に関して、NISAの枠外で、証券会社から直接、米ドル建てで購入しています。
米ドル建て投資適格社債の魅力-米ハイイールド債と比較して
投資適格社債は、ハイイールド債と比較して、信用不安に伴う価格下落の幅が小さくなると思います。
米ドル建て投資適格社債の魅力-株式と比較して
株式は、業績悪化に伴う株価下落や減配の懸念があります。
債券も、金利の上昇や信用不安の拡大などにより、価格が下落する懸念があるものの、株式とは異なる価格の動きにより、ある程度、リスクの分散効果が期待できるかもしれません。
債券のデメリット-株式と比較して
株式は、利益成長に伴う株価上昇や増配が期待できます。
債券は、中途で売買する価格が変動するものの、基本的に、リターンが限定されていると思います。
分配金の用途
分配金は、全世界株式インデックス・ファンドの随時買付に使用する方針です。
まとめ
私は、お金を増やすための投資において、株式がメインだと考えています。
一方、リスク分散の観点から、債券をポートフォリオの一部に組み入れる方針です。
米ドル建て投資適格社債は、リターンとリスクのバランス上、それなりの魅力があると思います。
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